埋伏過剰歯を摘出、永久歯を牽引した咬合歯列期の矯正症例
小学生のお子様の症例です。乳歯が抜けても永久歯が生えて来ないことを主訴に来院されました。
レントゲンを撮影したところ、過剰歯(余分な歯)のせいで永久歯が萌出できない事が判明したため、過剰歯を取り除き引っ張り出す処置を行うことにしました。
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症例写真
治療経過
①歯肉を切開して過剰歯を抜去します。
②両側の歯と骨の中に埋まっている永久歯にブラケットを装着し、ゴムの力で牽引していきます。
③ある程度の高さまで永久歯が萌出し、ブラケットがつけられるようになったらワイヤーをつなげ位置を調整する。
早期に外科的に介入したことで、通常のワイヤー矯正で正常歯列を獲得することができました。
総額治療費用 | 300,000円 |
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総治療期間 | 10か月 |
通院頻度 | 通院1か月毎 |
リスク/副作用 | ・過剰歯の摘出の際に痛みや腫れの出ることがある ・牽引する歯に歯槽骨との癒着があると治療計画の変更が必要 ・ワイヤー矯正中は歯磨きをきちんとしないと虫歯や歯周病のリスクが高い ・高度な治療技術が必要 |