小児用マウスピース矯正装置『インビザライン・ファースト』をご存知ですか？
歯列矯正の方法として最近人気のマウスピース矯正ですが、小児用のマウスピース矯正装置が普及しているのをご存知ですか。
このページでは、小児用マウスピース矯正『インビザライン・ファースト』の特徴や、この装置が向いているお子様について、注意点などを解説していきます。お子様の矯正をお考えの方は、ぜひご一読下さい。
『インビザライン・ファースト』とは
『インビザライン・ファースト』は、お子様用のマウスピース矯正です。アメリカ・インビザラインシステムでは、需要の急激な増加に伴い、症例数が爆発的に増えたことで小児矯正の技術が加速度的に発展しています。
歯の生え揃い方によって異なりますが、おおよそ6～10歳くらいが適応年齢となります。大人用と同じようにオーダーメイドのマウスピースを作り、1日に20時間以上装着する方法で行います。子どもはまだ顎の骨が成長しますので、その成長を利用して歯列を拡大し、理想的な歯並びになるように働きかける矯正法です。
『インビザライン・ファースト』のメリット
従来の歯列矯正法もある中で、なぜ『インビザライン・ファースト』に注目が集まっているのでしょうか。ここで、『インビザライン・ファースト』のメリットをご紹介します。
早期から矯正が始められる
『インビザライン・ファースト』は、奥歯（第一大臼歯）があり、奥歯と前歯が2/3以上出ていることが適応の条件です。（詳しくは歯科医院でご確認下さい。）個人差がありますが、小学生の早い段階から矯正治療を始めることができます。人目を気にしがちな中学生、若しくは高校生になる頃に矯正が完了し、コンプレックスを解消できることが期待できます。
目立たないので子どもが嫌がりにくい
『インビザライン・ファースト』のマウスピースは透明で薄く、装着していることが非常にわかりにくくなっています。従来のワイヤーを使った矯正に比べて、矯正していることが周囲に気付かれにくく、お子様も抵抗なく矯正装置を装着できるでしょう。
虫歯のリスクを減らせる
『インビザライン・ファースト』は、食事や歯磨きの際に取り外しができる装置です。ワイヤー矯正よりも、歯磨きがより丁寧にできるため、磨き残しが少なくなり、虫歯のリスクを減らすことができます。また、マウスピースそのものも洗えるため衛生的です。
『インビザライン・ファースト』が向いている方は？
歯の生え揃い具合で適応の可否が決まる『インビザライン・ファースト』ですが、適応条件とは別に、お子様によって向き不向きがあります。お子様の生活習慣や性格を考慮しながら治療方法を決めていきましょう。
歯科医院に通う回数を減らしたい
特に歯科医院に苦手意識があるお子様の場合、通院頻度が高くなると矯正の継続が難しくなることがあります。『インビザライン・ファースト』であれば、1ヶ月～2ヶ月に1度、通院すれば問題ありません。習い事などで忙しいお子様にも向いているでしょう。
痛みが少なく、続けられる矯正がしたい
『インビザライン・ファースト』は、ワイヤー矯正と比較すると、痛みが少ないという研究結果が報告されています。装着中の違和感も少なく、無理なく治療を続けやすい矯正法です。「痛いのが嫌だ」というお子様でも無理なく矯正治療が受けられます。
さらに、永久歯が生えてくるスペースを確保しやすくなるため、将来的に抜歯する必要がなく、綺麗な歯並びが実現できる可能性が高まります。
身体を動かす機会が多い
『インビザライン・ファースト』で使用するマウスピースは薄くて柔らかく、万が一ぶつかったり転んだりしても、お口の中を傷つけにくい素材です。特にスポーツやダンスをやっているお子様にとっては、お口の中をケガするリスクを軽減できる安心な方法です。
まとめ
小児用マウスピース矯正装置『インビザライン・ファースト』をご紹介しました。大人用と同様に、お子様にとっても痛みや見た目のコンプレックスが少ない矯正法です。適応する場合は、ぜひ検討してみてください。
