マウスピース矯正装置の装着時間をご存知ですか?
「マウスピース矯正の装置は1日何時間つけるの?」と気になっていませんか?
マウスピース矯正はワイヤー矯正とは違い、患者様の意思で装置をはめる必要があります。装置の装着時間が不足するとトラブルに繋がる可能性があるため、適切な使い方をしっかり把握しておきましょう。
こちらのページでは、適切な装置の装着時間と不足した場合のリスク、装着忘れを防ぐポイントなどを分かりやすくまとめました。現在治療中の方はもちろん、ご検討中の方もぜひご参考下さい。
マウスピース矯正は「1日20時間以上」の装着が必要
マウスピース矯正は、審美性が高く装置の取り外しが可能なため、食事制限やお手入れが難しくなるといった問題がありません。しかし、自己管理が必要不可欠な治療法であり、怠るとトラブルにつながる可能性があります。その原因となりやすいのが「装置のつけ忘れ」です。1日20時間以上の装着が必要ですが「つけ忘れてしまう」という方は少なくありません。
装置の装着時間が不足したらどうなる?
装置の装着時間が1日20時間を下回ると、以下のようなトラブルに繋がる恐れがあります。
治療が計画通りに進まない
マウスピース矯正は、指定の装置を継続的に使用する事で歯が動きます。
装置の装着時間が不足していると計画通りに進まないため、装置をはめた時に痛みを感じやすくなり、治療計画に支障をきたす恐れがあります。
後戻りがおこって装置が使えなくなる
装着時間の不足は、後戻りの大きな原因です。後戻りが起こって装置がはまらなくなるケースもあります。装置が使用できなくなると装置の作り直しが必要で、受け取るまでに1か月はかかります。その分治療期間が延びて、費用だけでなく精神的な負担が増える可能性もあるため注意が必要です。
装置の装着忘れを防ぐポイント
つい装置をつけ忘れてしまいやすい方は、以下のポイントを抑えればマウスピースの装着を慣習化しやすくなるでしょう。
目標となる人の写真や画像を目のつきやすい所に飾る
歯並びが綺麗な人を見ると、モチベーションが上がるという方は多い印象です。
スマホの待受画面や鏡の前などに、目標となる人の写真や画像を飾ってみましょう。綺麗な歯並びを見る回数を増やせばそれだけ治療に対する意欲を維持しやすくなります。
周囲の人に声掛けをしてもらう
ご家族やパートナーと一緒に住んでいる方は、食後やお手入れの後に声掛けをしてもらうのがおすすめです。とくに治療を始めたばかりの頃は、装置をつけるという事がまだ習慣化していないため、忘れやすい傾向にあります。後で困らないためにも、管理が苦手な方は周囲の人に協力してもらいましょう。
後戻りがおきた時のデメリットを考える
後戻りがおこると「治療期間の延長」「装置の作り直し」「治療のやり直し」「追加費用がかかる」といったデメリットがあります。それらすべてが当てはまるとは限りませんが、計画通りに進めるより負担が大きくなるでしょう。
今までの努力を思い返す
後戻りがおこると、今までコツコツ頑張ってきた努力が台無しになってしまう可能性があります。そうなるとモチベーションを戻すのにも時間がかかるため、治療が余計にツラく感じてしまうでしょう。前向きに治療を進めるためにも、正しく管理をして後戻りを予防するようにしましょう。
装着時間を守ってスムーズなマウスピース矯正を目指そう
マウスピース矯正は、装置を1日20時間以上はめる必要があります。装着時間が不足すると、後戻りがおこって痛みが増したり、装置が使えなくなったりするため、自己管理を徹底することが治療をする上で大切です。管理不足が原因で、装置の作り直しが必要になった場合、製作にかかる費用は「患者様負担」です。現在矯正治療をご検討中の方は、その点も踏まえて治療法の選択をするようにしましょう。自己管理が苦手な方には、ワイヤー矯正をおすすめします。